Preface of Hokusai Manga volume 14

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文は道を貫くの器 畫ハ形を傳ふるの具
志かれとも 文の拙き 豈道を貫か無耶 畫
の都堂南喜もとより形を傳ふへからす 乕を
畫きて狗に累することき 是なり 北齋か いま
物を畫閑斗る 皆其形を傳ふるものにして
三歳の童子も古れを見て其物をしる こは
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妙手の筆端ならすして いかてか天地間の
萬物を陶冶する事 古ゝに至ら無や 今又
此編を梓に彫るとて予に序を乞ふまゝ
戯に児童の堂免に 手引きすること志かり
            百侶翁漫題